背景
  • 3,4人で曲げているバンザイ作業。
  • 製品が腰折れしてしまう。
目的

画像:簡易追従装置(SF1012TL)を使った加工のご紹介

検証方法

下記のサイズの製品を簡易追従装置SF1012TLを使用して加工する

材質 SECC
板厚 t1.6
展開寸法 (※) 2163.44×1049.02
曲げ数、段取り数 11曲げ、4段取り

※ 追従装置(SF1012TL)仕様の最大加工サイズは、2000×1000mmです。(50kg/1軸)

加工内容
  • 追従装置を使用した場合、フランジ寸法によっては曲げ後に水平になる時、フランジとパンチが干渉する場合があります(刃間よりフランジ寸法が大きい時)。オープンハイトが大きな方が有利となります。
  • パネル形状(大きな製品)の加工には角度センサーが有効です。板厚のばらつき、ロット違いの影響による角度の修正、突き直しを軽減することができます。

角度センサーを使うことによってトータルでの加工時間短縮が行えます。
今回の加工で11工程中4工程(④、⑦、⑨、⑩)を角度センサーで加工しました。

効果

(1)追従装置を使用することにより、大きな製品を加工することが可能となります。
(2)突き当て作業、バンザイ作業等の作業者の負担の軽減も行えます。
※今回の製品では、2人作業で加工することが可能です。

今回使用した加工マシン

画像:簡易追従装置(SF1012TL)を使った加工のご紹介

項目 仕様
板厚 ():V幅 0.6~6.0mm(V=4~63)
加工材料大きさ 最大 1000x2000mm 最小 300×300mm
質量 50kg/1軸 (2軸仕様で100kg)
追従角度 40°~48°(自動運転時 90°曲げ対応)センサーモードは鈍角対応
駆動方式 傾斜・上昇:インバータ制御モータ 200W ブレーキ付き
吸着方式 バキューム方式 φ60 x 3個
追従方式 2アーム簡易同期追従、単独アーム追従(左側)
曲げ方式 正V曲げ(FR曲げ不可)
操作1(自動運転) 90度曲げ追従時間は7段階設定に対応
(ペダル踏み加減速度調整や寸動動作には対応できません)
操作2(センサーモード) 鈍角曲げハンドル操作に対応(動作は曲げ完了まで最小8秒です。)
テーブル高さ調整範囲 30~230mm(ダイホルダー+ダイ高さ)
動作モード V曲げ、一時停止
質量 300kg(本体同時付け2.5m仕様)
使用電源 {}電源容量 3相 200V 4.5A{2KVA}(本体制御盤つなぎ込み)
エアー圧・使用量 0.5MPa(5kg f/cm2)  70L/min

画像:簡易追従装置(SF1012TL)を使った加工のご紹介