今回は、企業がホームページを持つメリットについて、Googleなどの検索エンジンとの関係から説明します。また、独自ドメインのホームページを持つメリットについても、筆者の個人的な経験も交えて紹介したいと思います。まだホームページを持っていないなら、ぜひ、検討していただければと思います。
現在のインターネットは検索エンジン抜きに語れない
現在、インターネットであらゆる情報を入手できるようになりました。もちろん、インターネットにない情報もありますが、少なくとも、何かを調べるとき、まずはインターネットで調べるのが当たり前になっています。
そこで重要な役割を果たしているのが、Google(グーグル)やYahoo! JAPAN(ヤフー・ジャパン)などの検索エンジンです。たとえば、ある製造業大手の部長が、製品試作に必要なアルミ板の精密加工のできる会社を探しているとします。この部長は、きっと「アルミ 精密加工 難形状」といったキーワードで検索し、出てきた会社のホームページを調べるはずです。そして、「これは」と思った会社に連絡をとり、そこから新しい取引が始まるかもしれません。
このように、現在のインターネットでは、検索エンジンで検索し、そこで出てきたホームページにアクセスして情報を調べることが当たり前になっています。逆にいうと、どんなに「アルミの精密加工なら絶対に他社には負けない」という自信・技術があっても、ホームページがないと、それが他の人に伝わることはまずないのです。
あまりほめられたことではありませんが、加工技術はそれほど高くない会社でも、ホームページをしっかり作り、積極的に情報発信していれば、多くの人の目にとまり、仕事につながる可能性が高くなるのも、また現実なのです。
「xxx.co.jp」のドメインがないと仕事できないこともある
筆者はフリーランスのライターです。いわゆる「個人事業主」で、法人格は持っていません。このため、以前、困ったことがあります。大手のIT企業から原稿を依頼されたのですが、こちらのメールアドレスを伝えると、「xxx.co.jp のメールアドレスでないと取引できません」と言われたのです。
メールアドレスのうち、@の右側にある「xxx.co.jp」の文字を「ドメイン」といいます。ドメインというのは、インターネットの住所のようなもので、メールアドレスやホームページのURLに使われます。たとえば株式会社アマダなら、「amada.co.jp」という固有のドメインを持っています。「co.jp」の「co」は「corporation」の略で、法人格を持つ会社だけが取得できるドメインです。ですので、アマダの社員さんは「xxx@amada.co.jp」といったメールアドレスになりますし、アマダのホームページのURLは「http://www.amada.co.jp」となるわけです。
ところが、筆者はフリーランスなので、会社のドメインである「co.jp」は取得できません。このため、Gmailなどの誰でも取得できるメールアドレスを使っていたのですが、その大手IT企業は法人としか取引しないルールなので、「xxx.co.jp」のドメインを取得できない私のようなライターははねられた、というわけです。
ぜひ自社ドメインのホームページを!
ちょっと個人的なことを書いてしまって恐縮ですが、ホームページを持つ、しかも「xxx.co.jp」という独自のドメインを取得してホームページを持つことは、それだけで信用が高まるということだけは、強調しておきたと思います。
筆者のようなフリーランスは別として、会社組織でビジネスしているなら、「xxx.co.jp」というドメインは不可欠です。現実に、ドメインを持っていないだけで、仕事を断られるケースはあるのです。
以上、検索エンジンに検索されるためにはホームページが必須であること。そして、独自ドメインを取得してホームページを持つことが、会社の信用力アップにつながることを、ご紹介しました。
Ai-Linkでは、上記の問題を解決するホームページサービスをご提供しております。
※次回は、ホームページの中身まで踏み込んで、ホームページを持つメリットについて、詳しく説明したいと思います。