最終回では、企業がドメインを取得するメリットについてまとめます。また、第一回の冒頭で述べた、企業が無料メールやプロバイダーのメールを使うことの問題点も整理しました。もしも、現在、無料メールやプロバイダーのメールを使っている場合は、ぜひ、参考にしてください。
ドメインを取得する4つのメリット
ここまでで、ドメインがインターネットの住所として、重要な役割を持っていることがわかったと思います。では、企業がドメインを取得するメリットは何でしょうか。ざっとまとめると、次の4つが考えられます。
- メリット1……自社専用のURLでホームページを持てる
- メリット2……自社専用のメールアドレスを持てる
- メリット3……変わらないアドレスを持てる
- メリット4……ビジネスの信頼性がアップする
メリット1と2は、すでに説明したとおりです。ドメインを取得すれば、そのドメインでホームページが持てます。たとえば、アマダは「amada.co.jp」というドメインを取得しているので、「http://www.amada.co.jp」というURLで自社ホームページを運営したり、社員に「xxx@amada.co.jp」などのメールアドレスを発行したりできるわけです。
メリット3は、毎年、利用料金を支払えば、取得したドメインをずっと利用できることを意味しています。ホームページのURLやメールアドレスがコロコロ変わったら、社員はもちろん、取引先も困ります。ドメインが変わらないということは、じつはとても重要なことなのです。
メリット4はいうまでもないでしょう。ドメインはインターネットの住所です。住所のはっきりしない会社が信用されないように、ドメインのない会社も、ビジネスで信頼を得ることは難しいといえます。
なぜ、無料メールやプロバイダーのメールではダメなのか
では、最後に第一回の冒頭で述べた、ビジネスで無料メールやプロバイダーのメールを利用することの問題点をまとめましょう。
第一回では、お取引先とのやりとりに使っているメールアドレス、あるいは名刺に記載しているメールアドレスが、次のいずれかに該当する企業は問題があるのでは? と述べました。。
1.「xxx@yahoo.co.jp」や「xxx@gmail.com」などのYahoo! JAPANやGoogleなどの無料メールのアドレス
2.「xxx@ss.ai-link.ne.jp」や「xxx@nifty.com」など、利用しているプロバイダーから発行されたメールアドレス
「ドメイン」を理解したいまは、何が問題なのかはもうわかるでしょう。「xxx@yahoo.co.jp」はYahoo! JAPANのドメインで、あなたの会社のドメインではありません。「xxx@ss.ai-link.ne.jp」や「xxx@nifty.com」もそうです。これらはプロバイダーのドメインで、あなたの会社のドメインではありません。
したがって、こうしたメールアドレスを仕事で使うと、あなたの会社がドメインを取得していない、つまりインターネット上に住所を持っていないことが、相手にわかってしまうのです。
さらに、Yahoo! JAPANやプロバイダーのドメインを使っているということは、いわばYahoo! JAPANやプロバイダーの住所を間借りしているのと同じです。このため、取引先があなたにメールを出したら、そのメールは、あなたの会社ではなく、Yahoo! JAPANやプロバイダーに届きます。お取引先は、そのようなメールアドレスで、ビジネス上の重要な情報をやりとりしようと思うでしょうか?
企業ならドメイン取得をおすすめします
会社を登記するときは、必ず住所を記載します。また、会社の名刺には必ず住所が書かれています。住所不定の会社、名刺に住所が書かれていない会社は、とても信用することはできません。
ビジネスでインターネットを使うのが当たり前になったいま、インターネット上の住所である「ドメイン」を持っていないことは、それくらいマイナスのインパクトを持っていると思います。ドメイン取得に必要なコストが、年間、数千円であることを考えれば、ドメインを持たないリスクは、あまりに大きいと言わざるをえません。もしも、まだ持っていないなら、ぜひ取得することをおすすめします。
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