先日来、スマホ本体内のデータを知るための「ロック解除」問題で捜査のあり方が裁判にまで発展していると記事にしたばかりだが、この度、米Microsoft社が令状に基 づいて同社のクラウドに保存されている電子メール等のデータを「利用者に無断」で 命じるのは「憲法違反」として、米司法省を提訴した。 米政府当局は、Microsoft社に対し過去18ヶ月間に5600件ものクラウド内の個人デー タの開示を要求。そのうち2500件が法的要求に関しては「口外禁止」を命じたとい う、その中でも半分以上の約1700件に対しては期限が設定されていないという。 いわゆる、自分の事務所や家の書庫に保管している重要な書類や手紙が「捜査令状」 無しで本人が知らぬうちに開示されていて、開示されたことを永久に知らされないと いうことだ。 確かに、一番安全だと思っていた「クラウド」により保存されているサーバが、国家 権力により本人が知らぬうちに筒抜けになっていては、たまったものではない。 案外、日本でも・・・IT化の裏で、いつの間にか自分の行動が監視されているので は・・・・・!! http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/15/news077.html