今アメリカでは蚊で蚊を駆除(絶滅)する研究が進められている。それはジカ熱やデング熱のウイルスを媒介するネッタイシマカに、自然界では2日ほどしか生きられない「致死遺伝子」を組み込んだオスの蚊を大量に放つ。オスは死ぬ前にメスと交尾するため、メスが産んだ卵は、致死遺伝子の影響で、成虫になれないで死ぬということらしい。これだけを聞くと小生のように、思慮の浅い人間は素晴らしい画期的な方法だと両手を上げそうだが、遺伝子改変となると、そうは問屋が卸さない・・・フロリダ州南端のフロリダキーズ諸島で実験の実施を計画しているが、そこには数百世帯が生活をしていて、遺伝子を改変するのに「長期的な影響が検証されていない」「遺伝子改変なんてしなくても他に方法は?」などの反対意見もある。地元では11月に賛否を問う住民投票が実施される。同社は、すでにブラジルやパナマなどで駆除試験を行っており、蚊を放した地区では9割以上の蚊を駆除できたとしている。殺虫剤による駆除より低コストで、薬剤耐性をもつ蚊が生まれる心配もなく、効果が期待できるとしている・・・!! http://www.asahi.com/articles/ASJ8625BDJ86UHBI005.html