最近では、葬儀といえば「家族葬」、法事といえば間引きに縮小というような簡素・縮小化の流れに、「寺院消滅」の危機と言われている。そこで埼玉県熊谷市にある見性院という曹洞宗のお寺の住職「橋本英樹(えいじゅ)氏」23代目が、寺の運営を一変させたのが話題となっている。まず第一に、江戸時代から続く檀家制度を廃止して「隋縁会」という会員組織にした。第二に、お布施を明朗化するということで、葬儀や法事の内容により費用をメニュー化した。第三には、「お墓を立てるお金がない」「墓の後継者がいない」等の人たちのために「送骨サービス」を開始した。この橋本氏の思い切った施策には、古くからの制度に執着した人からの批判も多くあるが、特に第一の「檀家制度廃止」に関しては、代々の檀家だった多くが会員として残り、逆に信徒は増えたという。第三の「送骨サービス」に関しても批判は多いが決して供養をおろそかにしていないから、喜ばれて後の法要などもお願いされたりする。橋本氏は「これからは宗教とお金の関係をクリアにし、説得力を持って語れる寺だけが生き残れる」という。平成の宗教改革となるか・・・!! http://pundarika7.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-bb8c.html