白杖(はくじょう)と言えば、読者諸氏はお解りかと思いますが、お解りになっていない方に一言でご説明すると、視覚障害者の方が外を歩く時に、障害物を避けるためについている白い杖のことで、周りの方達に目が不自由だという事を知らせるものでもある。それが周りの人達には、「白杖=目が見えない」と思われがちだという。視覚障害と一言で言っても、簡単に目が見えないだけではない。視野がとっても狭くなってしまうとか、視野が極端に欠損してしまうとか、健常者には解らない障害もあるという。白杖を携えて文字拡大のスマホを見ていた人に「見えてるんじゃないか?」とか「嘘つきだ!」なんて心無い言葉を聞こえよがしに浴びせる人もいるようだが、道路交通法は視覚障害者には白杖の携行か盲導犬による歩行を義務付けているが、「目が見えない者に準ずる者を含む」と全盲の人以外も含むと明示している。ということは、道路通行に著しい支障がある場合は、肢体不自由や聴覚などの障害者も白杖を持つことができるのだ。無知による「誹謗中傷」は愚かなことだ・・・!! https://srad.jp/story/16/11/24/077249/