最近、バナナの木を枯らしてしまう「新パナマ病」の感染が世界中に広がっている。日本の最大輸入元のフィリピンでは、生産量が減少。現地の生産者団体からは、世界中の食卓からバナナが消えてしまうのでは、と懸念する声もある程だ。そもそもバナナは品種改良のために種がなくなってしまい、株分けで栽培している。その結果、同じ品種のバナナは、同じ遺伝子を持つため、特定な病原体に感染しやすくなってしまったという。 20世紀半ばまで人気だった品種は、1960 年代までにカビの一種の病原菌によって枯れてしまったようだ。それが「パナマ病」と言われている。「パナマ病は」何とか新種により乗り越えてきた。しかし、 1990 年代に「新パナマ病」と呼ばれる新型の菌が見つかり東南アジアで猛攻を奮っている。幼いころはバナナの叩き売りで珍しかったバナナも今では極々一般的に食卓に並んでいる。そのバナナが食卓から消えるとなると少々寂しい・・・!! http://setsuyaku.ceo/post/1466/