前方の危険を自動車の装置が察知して停止する「自動ブレーキ」の搭載義務化に向け、国土交通省が動き出した。これは、先日(2月16日)も掲載した、高齢者の事故対策の切り札になるかもしれない。国交省は国際基準ができ次第、法令を改正し、全新型車への搭載義務付けを目指すようだ。現在、自動ブレーキは国内外のメーカー各社が独自に開発に乗り出し、搭載・販売されている。ただ搭載は任意のため、統一的な安全基準はなく、メーカーや車種によって性能に大きな差がある。たとえば、全く同じ条件で歩行者に対する停止実験をした場合、人形の前で停まる車と、止まれずに人形をはねてしまうものがあるという。自動ブレーキは、前方の車や壁などに反応する「対物」と、歩行者に反応する「対人」の2種類に大別される。国連の作業部会は、両方の安全基準について議論される見通し。国際基準が策定された場合、国交省はそれを新型車販売の条件にするよう法令を改正し、最終的に全車への搭載を義務付けたい意向だ。高齢者の事故も、認知症ばかりが注目されているようだが、それだけを対象に外しても根本的な解決にはならないのでは・・・!! http://www.enetnavi.com/wp/210.html