車に義務付けられているナンバープレート、左上の地域名を除けば、表示されているのは単なる文字と数字の羅列にしか見えず、車を購入してこのかた、気に留めたことがないという人も少なくないだろう。しかし、実は、それぞれに意味があって使用されている。4ケタの大きな文字の数字は「一連指定番号」と呼ばれ、登録順にあてがわれる番号だが、誕生日とか本人にとって意味のある数字や語呂合わせで任意のナンバーを選ぶ人も多い。では、地域名の右に表示されている番号は何を意味するのか?これは「分類番号」といい、乗車定員10人以下の普通乗用車は3から始まる3ケタの数字、軽乗用車は5から始まる3ケタの数字というふうに、車の種類で分類される。一番謎めいているのが、左に振られている一文字のひらがな、これも大まかなルールがある。「あ行」から「か行」はタクシー等の事業用(緑地に白字)、「さ行」から「ら行」は自家用(白地に緑字)、車の使用目的によって割り振られている。ちなみに、「れ」と「わ」はレンタカー、「よ」は駐留米軍用だが、「ワケアリ」で使用されない文字がある。「お」「し」「へ」「ん」の4文字である。「お」は形の似ている「あ」「す」「む」との読み誤りを避けるため。「し」は「死」を連想させるから、「へ」は「屁」を連想、「ん」は発音しにくいからである。何れにせよあんな小さなナンバープレートだが意味のない文字数字は無いということだ・・・!! http://www.kuravel.jp/column/44.html