最近の宅配便の急増と再配達がマスコミを騒がせている。宅配便の急増にはネット通販の急速な発展が原因と考えられているが、取扱個数においても5年間で15%の増加が見られる。その上に、ドライバー不足の中での宅配先不在による再配達が総配達量の20%となっている現状がある。特にこの再配達による社会的損失は莫大なものとなっている、一つは、再配達によるトラックの移動回数が増えることでCO2排出量が全国で約42万トンも増えているという。これはJRの東京山手線内側の約2.5倍の面積の杉林の年間吸収量に匹敵するという。二つには、ドライバーの残業時間が年間1.8億時間、宅配ドライバー9万人の約1割が再配達で消費されている。現在のように、消費者が当然のように再配達を依頼しているのは日本だけのようだ。再配達防止策として考えられるのは、消費者と宅配業者・通販業者との間のコミュニケーション強化とか、いくつかあるが消費者としては、受取方法の多様化も取り組んでいかなくてはならない。それは、近所のコンビニでの受け取りや鉄道駅での受け取りは勿論のこと「宅配ボックス」設置の普及に積極的に取り組んで行かなくてはならない。宅配ボックスはマンションは勿論のこと最近のアパートにも建設時から設置されている様になったが、戸建の住宅用の宅配ボックスも既にアマゾンなどで販売している。人まかせでは、値上がりが進むだけ・・・宅配の多い家庭では進んで設置を・・・!! http://www.fts.co.jp/about/jigyou/locker/