先日のニュースで、生後6ヶ月の赤ちゃんが離乳食に蜂蜜を入れて与えていて亡くなった。そのお母さんは、蜂蜜は「体に良い」とばかり思い込み、生後4ヶ月頃から、市販のジュースに約10グラムの蜂蜜を混ぜて、1日2回与えていたようだ。2ヶ月ほど後に、けいれんや呼吸不全などの神経症状が出て入院。ボツリヌス菌が原因の「乳児ボツリヌス症」と診断され、一ヶ月後に亡くなった。同症状による死亡例は30年ぶりという。蜂蜜には「1歳未満の乳児には与えないで下さい」と表示があったが、家族は把握していなかった。むしろ、「栄養があると思った」と話したという。ボツリヌス菌は土や川などの自然界に広く存在するもので、過去には辛子レンコンなどでの食中毒で、大人でも騒がれた例もある。蜂蜜の場合は、低酸素になると発芽して毒素を出す形態で存在するが、1歳までは腸内の菌の種類が大人と違い、消化吸収の機能も未熟なため、腸内で増殖しやすいという。厚生労働省も、以前から1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないように通知を出していたようだが、子育てには経験者の意見を参考にするのはもちろんだが、行政などの信頼できる機関が出した最新の情報も見て、最善を・・・!! https://192abc.com/40096