先日、このコーナーで紹介をした「自動運転は安全か?」に於いて、自動ブレーキが作動せず追突をした例を引用したが、その事故の内容が中途半端との声もあり再度この事故だけを取り上げたい。この事故は、千葉の日産自動車の販売店で実際に発生した事故だ。お客が運転支援機能のある試乗車を運転する際に店員の誤った説明により起きたものだが、男性客が運転をする助手席に乗った販売店の店員が、自動ブレーキの機能について「自動停止するから、ブレーキを踏むのを我慢してください」と過って説明。支持に従った男性客が赤信号で停まっていた前の車に追突し、2人に怪我を負わせたものである。試乗車の『自動ブレーキは雨が降って薄暗く、前方の車が黒っぽい状況では作動しないことがある』とメーカーの説明書には記載してあった。事故発生時は全く同じ状況で店長は店員の理解不足を把握していなかったという。男性客はもちろん過失運転致死傷、店長も店員も業務上過失致死傷容疑で書類送検された。国土交通省はこれらの車は運転を支援する技術で、自律的に運転してくれるものではないと、販売店には客への正しい説明を、運転者には過信しないで運転するよう注意・・・!! http://karfrw.com/archives/1120