最近、このコーナーにも2〜3度取り上げているが、高齢者の自動車運転ミスによる事故が社会問題化している。国土交通省は、車の「自動ブレーキ」を認定する制度を来年度に導入する方針を決めた。現在各メーカーが表示している性能は「自称」で、試験の条件などは各々バラバラである。国交省としては、国としての「お墨付き」を与えることで、消費者が安心して車を選べるようにする。自動ブレーキは社会問題化している高齢ドライバーの事故対策になるとして、国交省が装備の義務化を検討。国連が、ブレーキの効く条件や障害物検知レーダーの精度などを細かく定めた性能基準を作成予定で、これができ次第採り入れて義務化の要件にする方針。ただ国際基準作成には数年はかかるため、先行して国内用の認定制度を作ることにした。認定基準は「事故被害の軽減効果が高いレベル」とし、具体的には今後詰めるようだ。基準をクリアした車は国交省がホームページで公表する。性能確認済みの「認証マーク」を使用できるようにすることで、メーカーに対し、安全性向上への開発を促す。「善は急げ」、国交省も時間を掛けず急いでほしいものだ・・・!! http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS22H5G_S7A320C1EE8000/