自動車のボンネットを開けると、エンジンルームには幾つのキャップがあるのかご存知か? 小生も改めて考えたこともなかったが、数えてみれば結構多くあるものだ。数えてみよう、第一には、ボンネットを開けるとすぐに目に入ってくる、真ん中のエンジンの上にあるキャップはオイルフィラーキャップといい、エンジンオイルを交換する時に、新しいオイルを入れるところだ。次に目につくのはエンジンルームの先端にあるラジエータキャップだ。このキャップは外してみるとただのキャップとはいえないスプリングの付いた変わった格好だ。中に入っているクーラント液が沸騰するのを防ぐため沸点が高くなるようにラジエータ内の圧を高く保つようにしてある。だから、エンジン稼働時にはいつも一定の圧力が掛かっているからエンジン温度が高い時にはむやみに開栓しないように「火傷の原因」となる。第3は、クーラントのリザーバータンクのキャップだ。このタンクはラジエータのクーラントの量を一定に保つためのリザーブタンクで、いつもアッパーレベルとローレベルの間に液が入っていれば良い。第4は、ブレーキフルードタンクのキャップでブレーキのパッドが摩耗しても適量を保つものである。通常は付け足しは不要。しかし異常な液面の下がりは漏れの可能性も、通常の点検は必要。第5は、ウォッシャー液タンクのキャップだが、これは雨の日にお世話になるウィンドウォッシャー液のタンクだ。これは点検時補充でいつも満タンがベスト。最後がパワステフルードタンクのキャップだが、これは基本的に無交換。ハンドルの重さが異常になれば修理が必要。結構多いものだが、自動車が如何に精密で複雑かと・・・!! https://www.webcartop.jp/2017/06/126023