「プレミアムフライデー」っていうのを覚えていますか? なんて聞かなければ忘れていた人や、聞かれても分からない人も多いのでは、政府と経団連が結託をして、消費の拡大と働き方の改革を目的に、毎月の最終の金曜日を「プレミアムフライデー」と名付けて、企業に対しては15時に退社を、そして各企業には各種サービスの提供を図ったものである。 2月にスタートをして数ヶ月経過したのだが、調査の結果を見ると15時退社を実施できている人は、わずか1%、いつもよりは早く退社している人でも15%にすぎないと言う。 各種サービスにおいても、居酒屋チェーンの「串カツ田中」では、月末金曜日の開店時間を午後3時にし、「フライデー」と「フライ」をかけて、串カツ全品100円などの割引も展開。確かに当日の売上は前の週の金曜日より2〜3割増えたが「早い時間にくるお客はほとんどいない」という。 ビール業界も期待を寄せていた。サントリーホールディングスは「プレミアム」にかけて、主力のビール「ザ・プレミアム・モルツ」の拡販に注力。月末金曜日のスーパーでの販売は、前年同月の最終金曜日に比べ1割増し。何れにしても、最初は企業からも、冷ややかな目で見られてていた「プレミアムフライデー」も、意外に活用されていたかな〜といえど、この程度。しかし、今となってはプレミアムフライデーという言葉さえ浸透されていない様子。働き方の改革を、ただ就業時間を短くすればいいと考えているうちは、改革は無理かも・・・!!
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