車で「ロックトゥロック」と言うのは、ステアリングの最大切り角をハンドルの回転数で表したもの。例えば、ステアリングを右にいっぱい切ってから、反対の左にいっぱい切るまでのハンドルの回転数を言う。普通のファミリーカーのロックトゥロックは4回転前後が目安。セダンやミニバンで3回転半くらいだと比較的クイック。スポーツカーなら3回転以下がスポーティーなハンドリングの目安だ。しかし、これは小さければ良いとか大きければ悪いというものでもない。このロックトゥロックの回転数が小さいということは、ステアリングのギア比が小さいことを意味し、少しハンドルを切るだけで、フロントタイヤの向きが大きく変わり、スポーツ走行では操作に対するレスポンスが良くなる。低速域ではハンドルを切る角度が少なくて、取り回しも良くなるように思えるが、しかし、高速ではステアリングが過敏すぎて直進安定性が損なわれ、穏やかで安定感のある車両反応は損なわれてしまう。モータースポーツ界では、とくにドリフトやジムカーナなど、フルカウンターを多用する種目では、このロックトゥロックをどれだけ素早く行えるかが重要な要素。ちなみにF1マシンのロックトゥロックは半回転以下という、ハンドルを持ち替えることなく、フルカウンターを当てることができると言うが、いかにレーサーのハイテクニックが重労働かが推し測れる。でも普通にユッタリが一番・・・!!
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11126748466