「水を飲んでも太る」って、よく言う人がいるよね。本当に水を飲んでも太る人がいるのであろうか? 調べてみると「こんな人はいない」というのが結論のようだ。水を飲めば一時的には体重は増えるが、数時間後には尿となって排出される。たとえ飲んだ量全てが尿にならなかったとしても、人の体は「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)といって、感じることなく気道(呼吸)や皮膚から水分を蒸散させている。飲んだ水はいつの間にか使われてしまうのが本当のようで、大体、人は尿とこの不感蒸泄で、1日2リットル以上の水が失われているという。ですから、水は生きていくのには絶対必要だが、全くカロリーがないので、太らないはずなのだ。もちろん異常な状況で、身体に取り入れた水を排出できなくて、一時的にむくむことはあるようだが、例えば手術後の人の顔が変わるほどのむくみや、腎臓が悪くて尿が出ない人は、水を飲みすぎればむくんで体重が増えるだろうが・・・しかし、これらは普通に「水を飲んでも太る」と言われる状況とは違う。通常は、水は飲んでも太らないのだ。それでも、「自分は『水を飲んでも太る』」という人は、自分の食べる量(カロリー)と消費しているカロリー(基礎代謝)に認識がない人と思われる。やはりメタボ等でダイエットを心がける人は、自分の基礎代謝カロリー量と取得カロリー量を、十分に理解して・・・水はいくら飲んでも良いから・・・!!
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