昔から言い伝えられた言葉に「みょうがを食べるともの忘れをする」とか「バカになる」なんてことを思い出すが、この言い伝えは、昔々、釈迦の弟子の一人が、自分の名前すら忘れるほどにもの忘れが激しかった。その人の墓の周りに生えていた草の名前を、彼の名にちなんで「茗荷(みょうが)」と名付けたことに由来するようだ。そのみょうがは、独特のシャキッとした歯触りは勿論、香りのもとである精油成分のα―ビネンは胃の消化を助ける働きがある。また、生姜と同様に体を暖める作用も、血行や発汗を促したり、あるいは体温を調整して発熱を抑える効果もある。バカになるどころか、熱中症や夏バテ予防に積極的に摂りたい「賢菜」であるという。このシーズン、ぜひとも至れり尽くせりの「みょうが」で夏バテ予防を・・・!!
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