癌研究の専門家に言わせると、食道がんになる第一の原因は、アルコールだという。お酒が原因で健康を壊す時は、肝臓、膵臓、食道、この3つのいずれかがダメージを受けるというパターンがあって、食道がやられると食道がんになりやすい傾向があるという。食道がんの7〜8割を男性が占めているのも、仕事の付き合いでお酒を飲む機会が多いことが影響するとも言っている。また、その専門家は、食道がんは、お酒をたくさん飲む人というよりも、飲酒で顔が赤くなる人が発症しやすい傾向にあるという。お酒を飲んで顔が赤くなるという人は、アルコールが分解されてできる発がん性物質「アセトアルデヒド」が関連して、顔などの毛細血管が拡張して赤くなるらしい。その発がん性物質の「アセトアルデヒド」を体内で分解する酵素、「ALDH2」の活性によって決まるらしい。生まれつきこの酵素の活性が低ければ、アセトアルデヒドが分解されず体内に残り、顔も赤くなり、発がんにつながるということだ。特に危険なのは、「昔はすぐに顔が赤くなったのに、付き合いで鍛えられて飲めるようになった。今はワイン1本でも平気」という人が危険。ビール1杯で真っ赤になりフラフラになってしまう人は、お酒を飲めないから食道がんにはならない。反対に一升瓶を空けても顔色が変わらない酒豪も、ALDH2の活性が高いので、食道がんになることは少ないと言われているようだ。いわゆる、お酒を飲める人が毎日晩酌をするよりも、お酒を飲めなかった人が飲めるようになり、毎日晩酌をするほうがハイリスク・・・!!
www.j-cast.com/healthcare/2016/03/25262372.html?p=all
2017/10/25