最近の、買い物や食事の代金など、さまざまな場所での支払いに対する決済手段は、キャッシュレスが広がっている。電子マネー、クレジット、デビットカード等々、いろいろある中でも、現金払いにこだわる人も少なくない。ただ、それに対して一部では「いまだに現金払いをしているヤツはバカだ」というような批判が飛び交ってもいるようだ。確かに、テクノロジーの観点では、電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済は圧倒的にスマートのような感もある。支払いがスピーディで、決済額のデータを蓄積し、家計の分析にも活用できる。ただ、これを自らの生活に取り込み、使いこなしていくには、便利さだけに飛びつく前に十分な理解が欠かせない。現金派にとどまる人が多いのも現時点では合点がいく。日本クレジット協会の調べによれば、クレジットカードや電子マネーの利用は、近年大幅に拡大しているようだ。これらキャッシュレス決済の拡大は、個人の買い物スタイルを大きく変化させた。費目別では、被服、履物、家具、家事用品、光熱、水道、教養娯楽、食料などの購入方法がキャッシュレスにシフトしている。特に、洋服や靴などの買い物では、ネットショッピングの拡大が、キャッシュレス決済を増やしているのも・・・。とはいえ、日本人の買い物では、まだまだ現金主義に偏っているともいわれている。しかし、安倍晋三政権の「日本再興戦略」には2020年までにクレジットカードを中心とした電子決済の環境整備を進めることを掲げている。しかし、現金払いでは、支払うたびに財布の現金が減っていくのを目で見ることができる。「ちょっと使いすぎたかな」「そろそろ節約しないと」との抑止力にも・・・。さらに広がっていくキャッシュレス決済の現状、あるいはこれから起こりうる変化を知り、家計管理への意識を変えていく備えも、これからは必要であろう・・・!!
biz-journal.jp/2016/05/post_15116.html
2017/11/01