コーヒーは世界で最も多く飲まれている飲料の1つで、様々な成分を含んでいる。これまでにも、コーヒーの摂取は健康に良い影響を及ぼすという記事は何度も載せてきたが、先日ネットに掲載された記事に、欧州10カ国でのコーヒー摂取と健康との関連を載せた記事を発見したから紹介しよう。最初にそのデータからいうと、死亡とコーヒー摂取量との関係を分析したところ、コーヒーを全く飲まない人々に比べ、コーヒーを多く飲む人々の、あらゆる原因による総死亡のリスクは、男性で12%、女性では7%低下している。また、コーヒーを飲む量が多い人ほど総死亡リスクが低いことも示唆されたという。コーヒー1敗を237mlとすると、1日の摂取量が1杯増加するごとに、総死亡リスクは、男性が3%、女性は1%低下していたようだ。コーヒーの摂取は、消化器疾患による死亡リスクの低減とも関係していて、1日の摂取量が1杯増加するごとのリスク低下は、男性が23%、女性は14%だった。消化器疾患による死亡の3分の1強は、肝臓の病気による死亡で、男女合わせて分析したところ、コーヒーを全く飲まない人と比較して、多く飲む人々の肝臓病による死亡リスクは80%も低いことが明らかとなったようだ。一方で、肝臓病以外の消化器疾患による死亡リスクは、統計学的に意味のある低下を示さなかったようだ。また、肝臓がんによる死亡リスクは、コーヒーを全く飲まない人に比べ40%前後低いこともわかったようだ。ということはコーヒーは、長寿の妙薬・・・??
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