最近、歩行者や自転車などが高速道路に誤って侵入するトラブルが多発しているのをご存じか? こうして書くと皆さんは、高齢者?か認知症?なんて思うかもしれないが、近年、若年層の誤進入が目立つという。この誤進入、昨年度は3678件あり、5年前より倍近くになっているというから驚く。国土交通省は、スマートフォン用の道案内ソフト(ナビアプリ)が誤誘導したと見て、業者に改善を求めたというから、またまた驚きだ。昨年度の件数の詳細を見てみると、半数が歩行者で、原付バイクが約3割、自転車が2割という。高齢者の認知機能の低下による誤進入が多いと思われがちだが、年齢別に見てみると、確かに50歳以上の誤進入が5年間で1.3倍に増えたのに対して、50歳未満の件数は約2.2倍に増えている。誤進入の要因の1つに、急速に普及しているナビアプリの存在だ。首都高速道路では、誤進入の約17%はナビアプリが原因との調査結果もあるらしい。無料でダウンロードできるものも多い。使用者が使い方を間違えて、自動車向けの設定で利用したり、歩行者用に設定してあるにも関わらず高速道路に誤誘導してしまうナビも・・・このため国交省と警察庁はこの7月に、アプリの開発業者に対し、歩行者らを自動車専用道路や高速道路に案内しないように求めたという。高速道路各社も、出入り口に歩行者や自転車の進入を禁じる看板や警告灯を取り付けるなど、対策を進めているようだが・・・IT社会もここまで来たか・・・!!
mainichi.jp/articles/20170904/k00/00e/040/240000c
2017/12/13