楽しく遊んだ帰り道、あるいは出張帰りでも、助手席の同乗者が眠くなるのはよくあること。また、居眠り運転を避けるために同乗者と運転を交代して、片方の人が助手席で仮眠をとることも珍しくない。こんな時に、走行中に助手席を倒して寝るのは・・・! まず確実に言えることは、助手席でも後部座席でも、シートベルトをしないで寝るのは、違反になるということ。特にフルフラットになる後部座席で、子供を寝かして移動するのは、座席ベルト装着義務違反になるので要注意。では、シートベルトを着用した上で、助手席のシートを倒すのはどうなのかということだ。法律的に見ればシートの角度などには触れていないし、問題はないと思われる。しかし、シートベルトをしているとはいえ、背もたれを倒して寝ていると、衝突時、身体がシートベルトをすり抜けて安全性を損なう可能性は十分ある。また、道交法の座席ベルトの「装着」という言葉を、「正しくシートベルトが機能する状態」だと解釈すると、背もたれを完全に倒した状態は、たとえシートベルトを締めていても、座席ベルト装着義務違反に問われることも考えられる。というわけで、背もたれを倒して寝るのは、法律的にはシロに近いグレーだが、ベルト着用の趣旨、安全運転という観点からすると、NGと言えるだろう。助手席で仮眠をとるような場合でも、走行中は背もたれを倒しすぎないように・・・!! www.goo-net.com/magazine/6563.html