1.課題・ご要望
●課題
製品に対して材料に余裕がないので突き当てを使えない場合や、キズ防止のために
スキッドの上に置いた材料をなるべく動かしたくない場合などに製品が材料から
はみ出す、あるいは製品が材料の端に寄りすぎたために起きる加工不良が心配。
●現状、要望、問題点
材料にクランプ領域をとる余裕がない時にも簡単かつ正確に製品配置をしたい。
クランプ領域も余さず材料をつかいきりたい。
スキッド上で材料をあまり引きずりたくない
2.対応策
●Z軸ならいセンサーで材料位置を測定し補正するHS端面検出を使えば解決!
●測定Gコード例 ( 4’X 8’ 材の例 )
G121L2A1X0.Y0. I40.J2120.Q1000.B0.C0.Z100.
X,Y : コーナー測定基準点(右図材料原点のおよその位置)
I,J,Q : 下図 測定点(スキッドやクランプを避ける必要があります)
B,C : 測定完了後の原点の設定値 X ,Y
Z : 測定ごとのZ軸復帰高さ (ヘッドのクランプへの干渉防止のため)
●注意点
上記の例は最小限の設定ですのでより細かな設定が必要な場合があります。
ノズル先端の側面で材料端面を検出します。ノズルの種類によってレーザの中心から
検出される材料端面までの距離 (補正値) が異なりますので、正しい補正には事前に
下記のキャリブレーションが必要です。
3.事前準備
下のプログラムを実行してキャブレーションを行います。