1.現状の課題・要望
- ルーバーやランスなどせん断加工のある成形では、開口部にバリが発生してしまう。
- 切り刃の磨耗が進むにつれてバリが大きくなる。
- 成形金型なので容易に切り刃のメンテナンスができない。
- 成形加工時の材料破断の音が大きくうるさい。
2.対応策
- 複合機において、開口部にレーザでスリットを加工後、成形する。
材料の破断が無いため、開口部のバリが無くなり、金型の磨耗減少と加工音の低減になる。
加工イメージ
3.割付方法
金型のせん断加工部にレーザスリットを割付けます。
加工順は①レーザスリット→②成形加工です。
4.効果
- 開口部のバリ取り作業削減
- 金型の磨耗が少ないため金型の寿命増加
- 切断トン数がかからないため加工音の低減
切り刃が痛まないため、ステンレスや厚板のルーバー加工に効果的です。