目的
現状の課題
  • 保護フィルムが接着剤となり、カスを上げてしまう。
  • 保護フィルムが伸ばされ、ヒゲが発生してしまう。

画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

  • カス上がりしやすい長角の追い抜きの例

    画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

  • 特にカス上がりしやすい角の抜きつぶし

    画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

加工内容

カス上がり対策

  • *パンチとダイのクリアランスを小さくする。

    材料のダレ込みを小さくし、フィルムの伸びを抑えます。

    画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

  • *追い抜き、抜き潰しのラップ量を小さくする。

    ラップ量を少なくし、抜きカスのひげの量を少なくすることでカス上がりをなくします。また、角穴の場合はなるべく1パンチで抜けるようにプログラムを組んで下さい。

    画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

  • *刃先の研磨

    刃先が磨耗するとフィルムは切れにくくなります。常にシャープな刃先にて加工できるよう研磨はこまめに行って下さい。

    画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

  • *AP100「フィルムカス上がり軽減用の軸移動を行う」機能を活用

    追い抜き終了時の軸送り開始の際(送り方向が変わる際)にカス上がりする確立が高くなります。この場合のカス上がり対策として下図のようなプログラムが自動で出力されます。

    画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて

画像:保護フィルム付き材料のカス上がりについて